サクライ ブログ

漫画を描いたり、透明水彩で絵を描いたり。制作記録や絵のお仕事のことを発信中。

【透明水彩】初春少女ができるまで③【作業工程】

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どうもこんにちは、サクライです。
前回の続きを書いていきたいと思います。

ちなみに前回の記事はこちら!
mos39.hatenablog.com

今回は肌の塗り、影のベース、着物の柄の塗り工程をまとめました。
今回もゆるい気持ちでゆるーく読んで頂けると嬉しいです。



肌の塗り

今回の塗りも、全てホルベイン透明水彩絵の具です。

肌ベース

まずは肌のベースを作っていきます。お化粧みたいですね!
ここで使うのはジョーンブリヤンNO.1のみです。

頬から色を置いていきます。

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肌は塗りつぶさない派です。
基本的には

頬、おでこ、顎、鼻、首、関節、指先や手のひら

に色を置いて水で伸ばすだけです。
以上で肌ベースは完成!

赤みを足す

肌のベースができたら、シェルピンクで赤みを足していきます。お化粧みたいですね。

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頬は何度も塗り重ねます。
今回は2回塗り重ねました。
私が塗ったシェルピンクは、乾くと「え、ここ塗ったっけ?」レベルに薄くなるので、満足するまで色を重ねます。

色を重ねるときは、しっかり乾いていることを確認してからにしましょう…。

肌の影

赤みを足したら、次は影です。
肌の影を塗る時は、肌色や赤系の色だけでなく、思い切ってブルー系も使います。

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肌の影の色を伸ばす時は、水筆ではなくラベンダーで伸ばしていきます。
あとは奥行を感じる所もラベンダーで。


――――――以下スルーしてもいい余談。――――――

初めてブルー系の色を肌に使おうとした時は、中々勇気が出ませんでした。
だって肌だよ?青とか血の気ないじゃん!不気味になりそう!!
と(笑)
でも勇気を出して影にちょっと使ってみると、
え?思ったより違和感ない。むしろ透明感出る気がする。え、よくね?
となったのです。

なので、肌に青系の色はとてもおすすめです。

――――――余談ここまで――――――


いきなりブルー系はちょっと怖い…という方は、ここで紹介しているようにラベンダーを使うのがオススメです!
薄い紫なので、肌とも相性抜群です。


ここまで塗れたら、一旦肌は終了です。



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全体に影のベースを塗る

ラベンダーで肌以外の所に影をつけていきます。
線画全体にです。

着物が水色だろうが、帯がピンクだろうが、髪が黒だろうが、
全部ラベンダーで影をつけます。

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先に線画全体にラベンダーで影をつける理由は3つです。

  • 先に薄く影をつけておいた方が後が安心
  • ラベンダーは上に何色を重ねても違和感がない(気がする)
  • ラベンダーが下地になることで透明感が増す(気がする)


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影のベースを塗り終わりました。
これで一安心ですね。迷うことなく色を塗っていけます。


着物の柄を塗る

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着物の柄は、先に水を敷いてからブリリアントピンクを乗せました。
他にシェルピンクも使いました。

先に水を敷いて、色をポンポンと乗せて滲んでいくのを待ちます。
周りは水色で塗るので、はみ出しても気にしない。
はみ出した所は水でぼかして、境界ができないようにだけしておきます。

今回はデジタルでも手を加える予定なので、ざっとお花だけ塗りました。
細かい柄なんかはSAI先輩の力を借ります…!


ひとまずここまでにしておきましょう

というわけで今回は、肌と影のベース、着物の柄の工程まとめでした!
次回は髪の塗り方から紹介していく予定です。

この記事が何かの参考になれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう!

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